東京女子医科大学心臓麻酔チーム Tokyo Women’s Medical University Cardiovascular Anesthesia Team: TCAT

はじめに

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東京女子医科大学麻酔科は当時心臓外科の泰斗であった榊原仟教授、我が国で最初に食道癌手術に成功した消化器外科中山恒明教授が本院へ赴任してこられたことで急増する外科手術に対応すべく1965年(昭和40年)7月に故・藤田昌雄教授を主任教授として設立されました。

わが国で極めて早い時期より北米型の麻酔トレーニングのシステムを取り入れた施設であり、設立当初より開心術、開胸術、小児麻酔などの多様な全身管理医学としての麻酔科医療を実践しています。
当時より『科学と人情』が根本理念であり、科学的論理性に基づいた知識と技術を持った人情味豊かな臨床医を育てることを目標にしています。

手術室での全身管理を中心としての周術期患者管理学をそのコアに置き、集中治療(ICU)、呼吸管理、疼痛管理(ペインクリニック)、産科麻酔(無痛分娩)、緩和医療などの内科、外科など臨床各科に広範囲に関連した各部門が一体となって診療、研究、研修、新しい医療技術・治療の開発に取り組んでおり、麻酔科医として幅広い知識、技術を習得することが可能です。

東京女子医科大学麻酔科は、手術室における全身管理を中心として、集中治療、ペインクリニックなどへもその守備範囲を拡大しています。
臨床面では、特に年間8000例という日本一の症例数を誇る全身麻酔管理が特色であり、その中で、心臓・大血管手術の麻酔、脳神経外科麻酔、産科麻酔、小児麻酔、開胸・肺外科麻酔などのサブスペシャリティの確立を医局員の希望により目指してもらっています。

院内在局医師数は約60名でその7割は女性であり、男女を問わずチームとして、一流の麻酔科医として生涯をおくれるよう各人の基盤確立を指導しています。
ちなみに、日本心臓血管麻酔学会が認定しているJapanese Board of Perioperative Transesophageal Echocardiography (JB-POT)試験合格者は、14人おり、集中治療医学会専門医は、4人、ペインクリニック専門医も7人います。
先輩の歩んできた道筋が沢山あった方が、後輩も道に迷った時の道標として役立ちます。
その意味で、東京女子医大麻酔科での在局する各分野サブスペシャリティにおける専門医の存在は心強いものになるでしょう。

入局すると

東京女子医大麻酔科には、初期研修医2年終了後に、後期研修医として入局することが出来ます。東京女子医大全体の後期研修医教育システムとして、医療錬士制度があり、麻酔科もこのシステムに則って5年間コースで麻酔科専門医を取るまでのコースを組んでいるのでした。
このコースではいわゆる社会人大学院を合わせることも可能な極めて柔軟性に富んだシステムで、多彩なそして大いなる野望持つ皆さんの期待に応えるものになっています。
入局希望を少しでも検討したいと思ったなら、まず私に相談して下さい。
先述のサブスペシャリティとはまた違った意味で、麻酔科領域での研究を含めた留学を見据えた将来を希望する場合も合わせて、医局と関係の深いクリーブランドクリニック、カルフォルニア大学San Francisco校での事例含めて相談にのります。