食看護学は、人間生活の営みの基本である「食」に焦点をあてて、食生態、食生活と健康、食とヘルスプロモーション、高度医療を受ける患者の食生活、現代社会がもたらす将来の国民の健康問題など「食」と健康に関する研究を通して学際的にその本質を追究します。看護援助の中で「食」の援助は、臨床的効果のみに止まらずQOLの向上を可能にするものであり、その位置づけは大きいと考えられます。
一年次は文献検索・授業を中心に展開する。特に演習は学際的視点で行い「食」のとらえ方への変革を試みます。二年次にはゼミを中心に展開し修士論文作成にあたります。 |
| 前期基盤科目(必須項目)>>別表で表示します。 |
| 専攻科目 |
| 食看護学特論 I |
人間生活の営みの基本である「食」に焦点をあて、食をめぐる諸学問を概観し、食生態学的視点で食を問う。また、多様な暮らし、健康状態の人にとってのQOLを高める食とはについて考え、食の援助の歴史的変遷を通して、今日の社会が抱える食の問題、その中で今後の食を中心とした生活への援助における看護が果たす役割について、展望します。 |
| 食看護学特論 II |
食教育とヘルスプロモーションの変遷、今日の活動の実態、健康政策や健康教育のための行動学的、食生態学的アプローチを探究します。食生活を中心とした家族関係と教育効果については、交流分析を用い、実践的レベルで探求します。 |
| 食看護学特論 III |
食看護学における食看護アプローチの科学的実践方法について、多角的に探求する能力を養います。 |
| 食看護学特論 IV |
発展途上国および先進国での食生活の現状の比較検討から、今後の食生活援助のあり方および食看護の方向性について検討します。 |
| 食看護学演習 I |
高度医療の特定機能病院の実状にふれ、また、特定の地域に生活する人々の食生活の実情を参加観察し、食生活に関する問題の把握、看護アプローチの実際を探究します。 |
| 食看護学演習 II |
食看護ケアの具体的な援助とその効果を実証し、人々の健康の保持・増進に役立てることができるように、創造的・研究的に発展させ、提言できる能力を培います。 |
| 食看護学特別研究 |
“食は人をつくる”という理想を貫き尊重しつつ、現代の食生活の問題点の様相をあらゆる角度から捉え、浮き彫りにし、これらの課題に看護者としてどのように対処していくのか、その方向性を探求し、論文とする。また、食への具体的援助を通して人々の生活の質(QOL)の向上に寄与するための、食看護学研究の推進を図ります。 |