少子高齢社会を迎え、老年者の保健医療福祉ニーズが増大していますが、老年者の健康な生活の有り様は様々であり、一人ひとりの有り様に応じて総合的に判断し看護を実践するためには多くの課題があります。
老年看護では老年者の自己決定、身体拘束、終末期医療など倫理的な判断が求められることが多く、高度な判断が必要とされます。今後老年者を取りまく環境がさらに複雑になり、医療の高度化が進むことが予測され、時代を見越して現状を分析し、看護の開発を行うことができる人材がますます必要とされています。
このような老年者の現状を踏まえ、老年看護では質の高い看護の構築を可能とする幅広い見識と柔軟な思考力を持ち、独力で研究できる能力をもつ人材の育成をめざしています。
そのためには国内外の看護学や関連領域との交流、文献等を通して、老年看護学の方法論や課題、今後の方向性を探求します。さらには多様な研究方法や研究結果の活用について研鑽を積み、研究論文を完成させます。
現在老年看護学では以下の研究課題に取り組んでいます。 |
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[主要研究分野]
1) 呼び寄せ老人の適応と家族支援
2) 在宅ケアと家族援助
3) 在宅高齢者の介護負担感:呼び寄せ老人、難病、痴呆等高齢者を介護する介護者の介護負担感について
4) 退院時のマネジメント:在宅療養開始時における社会資源の導入プロセスについて
5) 高齢者の終末期看護:高齢者医療専門病院における終末期患者の苦痛について
6) 難病患者の療養生活支援:人工呼吸器装着の意思決定に関する研究
7) 看護における人間工学的動作解析:褥瘡予防について
8) 心臓・呼吸リハビリテーション:リハビリテーションの効果測定について
9) 高齢者に対する運動療法:ADLレベルに対応した運動のあり方と評価
10)高齢者のケアシステム:高齢者施設の評価等に関する研究
11)老人医療費低減:保健師の訪問効果
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| 専門領域科目 |
老年看護学特論
(2単位) |
老年看護学における理論や最近の研究の動向を学び、多様な研究デザインの研究論文のクリティークを通して、クリティークの能力を養うと共に、変化する社会の中で、看護活動の質の向上に寄与しうる看護の方向性を探求し、その研究方法について学びます。 |