| 主任教授からのメッセージ |

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山口 直人 Naohito Yamaguchi
公衆衛生学は、多彩な健康問題を社会全体の問題としてとらえ、その問題解決・改善を目指す学問領域です。極めて実践性に飛んだ領域であり、学校保健、産業
保健、地域保健といった分野で多くの専門家が活躍しています。また、公衆衛生学は、疾病予防・健康増進から、介護やリハビリテーションまで、人々の健康の
あらゆるステージをカバーしています。さらに、研究方法の中心に「疫学」という共通の武器を持って、医学の諸領域との共同戦線を拡充してゆく大きな可能性
を持っています。
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| スタッフ |
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前列左から
:佐藤康仁(講師) :小島原典子 (准教授) :山口直人(主任教授) :本間奈美(研究補助員)
後列左から
:清原康介(助教) :千田恵理(研究補助員) :古島大資(助教)
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| 研究活動 |
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1.疫学に関する研究
- 「携帯電話と脳腫瘍リスクに関する研究」
- 携帯電話の利用の有無、利用量と脳腫瘍(特に、髄膜腫、神経膠腫、聴神経腫瘍)との関連を調査する国際共同疫学調査(INTERPHONE STUDY)に参加している。青少年の携帯電話利用と健康の全国コホート調査(リンク先:http://keitai.twmu.net/)
- 「インフルエンザワクチンの有効性に関する研究」
- 高齢者におけるインフルエンザワクチン接種が有効であるかを検討するため、コホートを設定し、調査・研究を行なっている。本年度は2シーズン目の調査であり、昨年度行なった調査の問題点の解決を図りつつ、新たな調査計画のもとに研究を進めている。
- 「喫煙と健康に関する疫学研究」
- 喫煙が健康におよぼす害について、疫学的方法を用いて研究を行なっている。具体的には、たばこをやめるためにはどのような因子が影響しているか等、解析を行なっている。
- 2.EBMに関する研究
- 「診療ガイドライン等、医学・医療情報のインターネット上への公開に関する研究」
- 診療ガイドラインおよび、その基礎となる医学文献を科学的な評価をした上でデータベースとして整備し、インターネット等を通じて提供することに関する研究を行なっている。さらに、学会等が行う診療ガイドラインの作成または更新の支援についても行なっている。
- 「EBMに基づくインフルエンザワクチン有効性の評価」
- 高齢者または小児に対するインフルエンザワクチンの有効性を、EBMの手法を利用して(すでに発表されている文献を評価することにより)、明らかにしている。
- 3.臨床試験に関する研究
- 「多施設共同臨床試験データセンターの運営」
- 臨床試験の症例登録およびデータマネージメントを行なう、データセンター業務の運営をおこなっている。また研究計画の立案から、プロトコールの作成、統計解析等、臨床試験をおこなう際に必要となる内容について、支援を行なっている
。
- 4.疫学研究、統計解析、リスク評価等の解析手法に関する研究
- 「弱い発がん要因のリスク評価、リスク管理の方法に関する研究」
- 超低周波電磁界暴露など、発癌性の有無が確定していない要因に対するリスク評価、リスク管理の方法について公衆衛生学的考え方に基づいた検討を行っている。
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| 研究可能テーマ |
| 1. |
都市生活環境と健康に関する疫学研究とリスク評価 |
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(山口教授) |
| 2. |
種々の健康増進・疫学予防対策の評価に関する研究 |
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(山口教授・小島原准教授) |
| 3. |
臨床における診断・治療方法の疫学的評価に関する研究 |
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(山口教授・岡本教授・小島原准教授) |
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*テーマの内容・受け入れ人数については
PDFファイルをご覧ください→ |
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| 大学院卒業生の声 |
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黒田泰史 (H22卒業)
私は、大学院修士課程(専攻:分子生物学)を修了後、製薬企業に就職し医薬品安全性監視の業務に携わるなかで、個々の疾病治療のための臨床医学的アプローチのみでなく、公衆衛生的アプローチの系統的な理解の必要性を感じ、当教室に在籍し研究活動を行わせていただきました。
近年の高齢化、生活習慣病を中心とする疾病構造の変化は、その克服に臨床医学も包括した総合的対策が不可欠と思われ、研究テーマは、行動科学の理論やモデ
ルに基づいた、身体活動・運動習慣に関連する要因の検討とし、全体的な健康を構成する本質的な要素の一つとして、特に心理的要因に注目いたしました。
本教室の先生方のご指導のもと実施した一連の研究活動(研究計画の検討〜調査の実施〜データ分析〜評価・考察〜学会発表および論文化)は、私にとって非常に貴重な経験であり、ここで学ばせていただいたことは、必ず今後に生きてくるものと確信しております。
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高橋千香 (H22卒業)
私
は女子医大医学部在学中に地域保健研究会という部活動でのフィールドワークを通し、公衆衛生学に興味を持ちました。卒業後は内科医として臨床で働いていま
したが、将来的には公衆衛生学をつづけていきたい、と考え大学院へ進学しました。大学院では、研究計画の立て方から、実際の論文作成まで、講義や毎週の
ミーティングでひとつひとつ学ぶことが出来ました。また、自分の研究以外にも、教室が実施している他のプロジェクトにも携わることができ、いろいろな分野
の研究を勉強する機会ができ感謝しています。 |
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佐川 まさの (H22卒業)
私は管理栄養士資格取得後,大学院修士課程では「術前術後の栄養管理」をテーマに研究しました.
その際に漠然とした臨床上の疑問を,どのような研究手法で解決したらよいかがわかりませんでした.
そこで公衆衛生学的アプローチの方法や統計解析を学ぶため、当教室に在籍しました.
研究の立案から統計解析まで関われる「インフルエンザワクチン接種前後の抗体応答に影響を与える因子」を研究テーマに選択しました.
実際に先生方のご指導のもと,学生である私が主となり進めさせていただきました.
この貴重な経験は,今後研究を行う際に力になると確信しています. |
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