| ■問い合わせ先 | 〒276-8524 千葉県八千代市大和田新田477-96 東京女子医科大学 八千代医療センター 救急科 科長: 石川 雅健 電話:047-450-6000 (内線7002) E-mail:ishikawa@tymc.twmu.ac.jp |
目的と特徴
救急医療は一次から三次までに分けられるが、医療側の立場に立ったもので、患者の立場からは必ずしも意味のある分類とはいえない。患者が医療機関を受診しようとする時には、何らかの身体的または精神的不安を抱いた時と言える。専門分化した今日の医療にあっては、従来通りの各科単独の研修ではこのニーズに答えられる医師の養成は難しい。
そこで地域の救急医療を担う、八千代医療センターに救急診療、総合診療の共通点である総合的医療を身に付けるとともに、各科に跨がる重症例に対応する能力を身に付けるべき診療科を設置した。三次救急に特化せず、一次から二次救急における初療医としての能力を身に付け、各科専門医との信頼に基づく連携がとれるプライマリケア実践できる医師を目指し、5年間の研修を通して救急専門医を取得する。
指導スタッフ
科長 石川 雅健
助教 野間 祥子
研修施設
八千代医療センター総合・救急外来、ER、ICUを中心として、センター内診療科、本院および東医療センター救命救急センターおよび本院一次診療科を組み入れたローテーション。
プログラムの目的
プログラム責任者:石川雅健(日本救急医学会専門医、指導医。日本外科学会認定医、指導医。日本消化器外科学会認定医、指導医)
研修カリキュラム
- A:一般目標
- あらゆる救急医療の現場で専門医に確実にバトンタッチのできるプライマリケア医としての基本を身に付ける。
- B:行動目標
- 1) 医療人としての基本的姿勢、態度を身に付ける。
- ・患者の社会的背景をもりかいした、患者、家族が納得する医療を進めるためのインフォームドコンセント(IC)が実施できる。
- ・守秘義務を果たし、個人情報保護に配慮ができる。
- ・行政・司法担当者と良好な協調関係を構築できる。
- 2) チーム医療が実践できる。
- ・指導医、専門医に適切なタイミングで相談ができる。
- ・上級医師、同僚およびコメディカルスタッフと適切なコミュニケーションがとれる。
- ・実習生や後輩に教育的配慮ができる。
- 3) 患者および医療従事者にとって安全な医療を行なうための安全管理の方策を身に付ける
- ・医療行為を行なう際の安全確認の考え方を理解し、実施できる。
- ・院内感染対策を理解し、実行できる。
- 4) 臨床医としての診療録の記載および病歴要約や診断書など各種医療公文書を作成できる。
- 5) 救急専門医としての知識と技能を身に付ける。
日本救急医学会専門医に必要な手技、知識を身に付ける(日本救急医学会専門医等認定制度施行細則参照) - 6) 総合診療医としてのcommon diseaseに対する診断とガイドラインに則った治療が行なえる。
- 7) 初療医としての患者の訴え、症状を把握する診療能力を身に付け、応急処置ができる。
- 8) 最新の医療情報を取得できる
- 9) 研究会、学会に参加し、発表し、論文としてまとめる能力を身に付ける。
- 1) 医療人としての基本的姿勢、態度を身に付ける。
- C:研修スケジュールと研修内容概略
- 救急科はその領域が広く、画一的な研修プログラムは定めず、各研修医が自らかかげる将来めざす医師像のために必要とされる診療経験を広く各科にまたがり習得するオーダーメイドのプログラムを作成する。各診療科長には各科のプログラム期間中は相談役として協力をお願いし、各医療錬士の個々のプログラム運営には救急科スタッフが当たり、プログラム責任者と共に定期的に運営会議にて調整をはかる。
プログラム選択組み入れ可能診療科:外科(消化器、呼吸器、内分泌)、内科(循環器、血液・腫瘍、呼吸器、消化器、神経、腎臓、内分泌、糖尿病)、麻酔科、脳神経外科、IVR科、整形外科、形成外科、小児科、母子医療センター
各診療科の研修期間は最低3ヶ月。
- 救急科はその領域が広く、画一的な研修プログラムは定めず、各研修医が自らかかげる将来めざす医師像のために必要とされる診療経験を広く各科にまたがり習得するオーダーメイドのプログラムを作成する。各診療科長には各科のプログラム期間中は相談役として協力をお願いし、各医療錬士の個々のプログラム運営には救急科スタッフが当たり、プログラム責任者と共に定期的に運営会議にて調整をはかる。
- D:週間予定
- 医療錬士の勤務は完全交代制で日勤帯(8:00〜18:00)、夜勤帯(16:00〜9:00)とし、24時間365日の診療体制とする。医療錬士はICU勤務と救急科外来勤務に分け、上級医とともに診療を行なう。原則として救急車による来院患者の初療はICU勤務者3名が対応し、自力歩行来院患者に対しては総合・救急診療外来担当者2名が診療に当たるが重症度、緊急度により相互に協力する。
専門医
5年間に当診療科および各科のローテーションを通して、日本救急医学会救急専門医に必要な手技、診療実績を達成し、救急専門医資格を取得。
医療練士研修終了後の進路
救急専門医資格取得を目指す5年間を一つの区切りとする。就職希望者については研修実績を考慮し、指導医、診療科長、院長の協議を経て助手として採用する。専門療域にて更に研修を進めるものは担当診療科長と協議の上、対応する。後期研修終了後、学位取得し研究希望者は本院大学院への進学あるいは学問上価値ある論文が学術誌に掲載されれば東京女子医科大学規程に則り、学会室に学位申請を行なうことができる。


