| ■連絡先 | 東京女子医科大学 八千代医療センター 外科担当医師: 平井 栄一 E-mail:ehirai@tymc.twmu.ac.jp 見学は随時受付をしております。 |
はじめに
当院の外科研修の特徴は本人の希望に沿った総合的なプログラムの構築が可能なことです。基本的な共通目標は日本外科学会の専門医取得にありますが、内視鏡科や総合救急科、内科など他科へのローテートが可能です。
したがって、“外科系に進みたいものの、まだ専門が決まらない。”あるいは、“初期研修ではまだ総合的研修に物足りない。”と感じている先生にとっては理想的な研修になるでしょう。
東京女子医大附属八千代医療センターは、2006年12月にオープンした新しい病院です。大学附属病院として高度先進医療を進めていく一方、地域中核病院としての役割も担い、実践的な医療を行います。外科での研修内容は消化器、呼吸器、血管、乳腺、一般外科など多岐にわたり、それぞれのエキスパートである指導医のもとでじっくり研修することができます。
プログラムの特長、研修内容
当院外科では日本外科学会専門医の取得を目指すための5年間の研修プログラムを予定しています。外科診療部に所属する、呼吸器外科グループ、消化管外科グループ・肝胆膵外科グループ、乳腺・内分泌外科グループ、小児外科グループによって構成されます。したがって、各グループをローテートすることによって専門医取得に必要な手術件数350例、術者として120例(消化管及び腹部内臓50例、乳腺10例、呼吸器10例、心臓・大血管10例、末梢血管10例、頭頚部・体表・内分泌外科10例、小児外科10例、各臓器の外傷10例、鏡視下手術10例)のほとんどの症例は修練可能と考えています。また具体的な研修プログラムについては各グループのローテートを基本にするものの、固定化したものでなく他科研修(整形外科、脳神経外科、消化器内科など)や国内外の短期留学(約1年程度)も含め、できる限り希望に沿ったflexibleなプログラムとなっています。
また当院の特徴として地域中核病院としての責務は重大で、外科専門医を目指すとともに、外科医として救急、総合診療に携わる知識、技術を要求されます。
さらに外科全領域において癌の症例は増加傾向にあり、周術期だけではなく終末期においてもco-medical staffと連携したきめの細かい医療が必要とされています。
そのため当科では急性期、周術期、終末期のいずれにおいても常に全人的医療を行えるgeneralな外科医の養成を目標としています。
研修期間
原則として5年間
募集人数
若干名
到達目標
前期(1年目〜2年目)
手術症例について、必要な術前検査のプランを組み、手術適応、合併症を評価し術前カンファレンスでプレゼンテーションを行う。また緻密な周術期管理により術後合併症の早期診断に努める。指導医のもと、超音波検査、上部下部内視鏡検査、各種透視検査を行う。救急外来では急性腹症や外傷など外科的緊急疾患の診断、治療を行う。手術は、虫垂切除術、ヘルニア、痔核、(腹腔鏡下)胆嚢摘出術、乳房切断術、幽門側胃切除術、結腸切除術などの習得を目標とする。
後期(3年目〜5年目)
手術症例の術前検査、合併症の評価、術後管理などを研修医を指導しながら行う。周術期管理や他科からのコンサルトに対する対応、患者、家族への病状説明を主体的に行う。担当症例の術前検査(内視鏡、透視など)を自ら行い結果を評価する。また指導医のもと治療的内視鏡(EMR、polypectomyなど)を行う。希望があれば6ヶ月〜1年程度の国内外留学も可能。手術は総胆管結石手術、胃全摘術、低位前方切除術、腹会陰式直腸切断術などの習得を目標とする。
指導医
城谷 典保 教授
プロフィール:1976年 関西医科大学卒業、東京女子医科大学第二外科研修医から助手、1982年に長野県飯山赤十字病院外科部長を経て、1986年に東京女子医科大学第二外科に帰局。1991年に第二外科医局長、1992年同講師、1996年より同助教授となり2006年7月に第二外科教授に昇格した。本年10月より八千代医療センター外科教授、副院長・外科診療部長に就任して現在に至る。この間、病院業務として1997年から本院在宅医療支援・推進室副室長、2004年より八千代医療センター開設準備室副室長を兼務した。
資格:医学博士、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医
専門分野:消化器外科(特に消化管外科、腹腔鏡下外科)、一般外科(特に外科栄養療法)
研究分野:消化器の臨床腫瘍学、外科代謝栄養学、腹腔鏡下外科手術の臨床研究、在宅医療と地域連携
新井田 達雄 肝胆膵外科科長
プロフィール:1981年 東京医科大学卒業 東京女子医科大学、東京都立荏原病院にて研修 東京女子医科大学消化器外科医療錬士(17期) 1987年 東京女子医科大学消化器外科 助手 1989年 カリフォルニア州立大学デイ-ビス校医学部外科clinical instructor 1999年 東京女子医科大学消化器外科講師 1999年10月〜2002年10月 東京都立荏原病院外科医長 2006年 東京女子医科大学消化器外科助教授 東京女子医科大学評議員 2006年10月より現職
資格 医学博士 臨床研修指導医 日本外科学会指導医 日本消化器外科学会指導医 日本消化器病学会指導医 American Pancreas club membership 日本医師会認定産業医 日本医師会認定スポーツ医
専門 消化器・一般外科 特に肝胆膵疾患の外科治療
氏 名: 関根康雄 呼吸器外科科長
プロフィール: 1987年 千葉大学医学部卒業、同年 千葉大学病院肺外科 研修医。 麻酔科・集中治療科・一般消化器外科研修後、1990年 千葉大学医学部肺癌研究施設外科(呼吸器外科) 医員、1992年 国立佐倉病院呼吸器外科。1995年-1998年 米国インディアナ大学胸部外科 Research Fellow、1999年 千葉大学医学部肺癌研究施設外科 助手、2000年-2001年 カナダトロント大学胸部外科肺移植プログラムClinical Fellow。2006年 千葉大学大学院医学研究院胸部外科学 講師、2008年より現職。
資格:医学博士、日本外科学会指導医、日本胸部外科学会指導医、日本呼吸器外科学会専門医、呼吸器外科専門医認定機構 呼吸器外科専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医、日本レーザー医学会 レーザー専門医、日本医師会認定産業医、カナダCertificate of Postgraduate Medical Education by the College of Physicians and Surgeons of Ontario
役職:日本呼吸器外科学会 移植委員会委員、日本呼吸器外科学会 編集委員会委員、日本レーザー医学会 評議員、日本移植学会 評議員、日本呼吸器内視鏡学会 評議員
専門分野:呼吸器外科一般、肺移植、内視鏡手術、慢性呼吸不全合併患者の外科治療
大石 英人 消化管外科科長
プロフィール:1987年獨協医科大学卒業、同年東京女子医科大学第二外科入局し研修医となり、同院麻酔科ローテート後中野江古田病院外科および大分市医師会立アルメイダ病院外科へ出向、1991年東京女子医科大学救命救急センター勤務後第二外科医局へ帰局し、医療練士終了後聖隷浜松病院外科および朝霞台中央総合病院へ出向1998年同院外科部長。1999年助手として東京女子医科大学附属成人医学センター外科へ出向。2003年米国クリーブランドクリニック一般外科へ留学。2004年派遣講師として中野江古田病院へ出向。2005年外科医長として東京女子医科大学附属青山病院外科へ出向。2006年外科講師として東京女子医科大学八千代医療センター消化管外科へ出向。
資格・役職:医学博士、日本内視鏡外科学会評議員、日本外科学会専門医、日本外科学会指導医、日本救急医学会専門医、日本消化器外科学会認定医、日本乳癌学会認定医、麻酔科標榜医、米国消化器内視鏡外科学会(SAGES)国際会員、日本HIT研究会世話人、日本PTEG研究会常任幹事、NPO法人PDNセミナー講師、特殊技能・研究分野:鏡視下手術、経皮経食道胃管挿入術(PTEG)
幸地 克憲 小児外科科長
プロフィール:1988年千葉大学医学部卒業。千葉大学医学部附属病院小児外科、千葉県こども病院麻酔科集中治療科にて研修を受ける。千葉大学大学院医学研究科博士課程修了。その後、松戸市立病院、沼津市立病院、君津中央病院 小児外科にて手術の研鑽を積む。1999年千葉大学医学部附属病院助手、2005年より同講師となる。
資格:1996年日本外科学会認定医、2005年日本小児外科学会指導医、日本小児外科学会評議員 専門分野:内視鏡手術(腹腔鏡、胸腔鏡)、救急疾患、新生児外科疾患など
プログラム終了後の進路
本人の希望に応じて進路先の確保を支援。八千代医療センターに引き続き勤務を希望する場合には病院長、外科診療部長で協議し採否を決定する。


