当医局における産休・育休後の復職について

 近年、医学部に入学する女性や医師になる女性が増えています。
そのため女性医師の割り合いが多くなっていますが、産婦人科の分野においてはその傾向は著明です。
当大学は世界的に珍しい女性医師教育のための大学です。そのため、必然的に女性医師が多い傾向にあるので、大学内に男女共同参画推進局が設置され、女性医師への支援体制に力を入れています。男女共同参画局の部署にある女性医師・研究者支援センターは特に産休・育休後に子育てとキャリア形成を両立する環境を整備することを目的に運営されています。
 当医局は、医局内に産休・育休後の復帰のためのワーキンググループを設置し、女性医師・研究者支援センターと双方的に連携を取ることによって医局内の復職に対する環境整備を行っています。

活動内容

 女性医師の復職に際しての障害は、保育園入園枠の確保とそれに伴い勤務時間が限定されることであり、その部分を乗り越えた上でキャリア形成を行っていく必要があるという点です。保育園の入園は、その種類の選別によって働ける時間に違いが出るためキャリア形成に大きく影響します。また申請に際しての書類作成などをゼロから行うこともハードルが高いことと言えます。
 当科の産休・育休後復職のためのワーキンググループでは、妊娠中より積極的に復職に関してのヒアリングを行うことによって、どのような形で復職するかを前もって話し合うようにしています。その上で、さまざまな種類の保育園の特性をお話した上で選別をしていただいています。その後、必要であれば保育園申請に際しての書類作成の手伝いを行っています。また、復職後の働き方を明確化することで他医局員との公平性を確保し、復職者を含めた医局員が長期的に働きやすい環境作りを目指しています。 当科には現在育児中の医局員が多数在籍しており、住んでいる場所や働き方が近い医局員をワーキンググループが選定し相談にのったりいろいろなアドバイスを受けられる様な体制にしています。 また、復職後もヒアリングを行うことでその復職の仕方が最良であるかを再度見直す形にしています。

1) 復職時の保育園入園支援
ワーキンググループによるヒアリング
保育園申請書類作成支援

2) 復職時勤務形態の選択肢の提示
支援ができる家族などの状況を把握しどのような復職の仕方にするかを相談
時短勤務の利用や当直などの相談

3) キャリア形成支援
育児中にも参加がしやすい勉強会の開催
(保育園のお迎えに合わせた開催時間、子連れでの参加の推奨)
入局前の方でもお話を聞きたい方はいつでも相談に乗れます。
まずは医局長までご連絡ください。(医局長:秋澤 akizawa.yoshika@twmu.ac.jp)

大学院生の阿部先生が復職されました。

2016.11.1

産婦人科専門医を取得した後、現在は大学院で卵巣癌抗腫瘍免疫について研究をしています。
大学院生活中に第1子を妊娠し、当院で出産しました。普段働いている病院での妊婦健診、出産を実体験でき、産婦人科医として今後の経験にもなりましたし、当院の医師、スタッフへの信頼感も増しました。
産後3か月で復帰するにあたり、復職しやすいように配慮していただきました。また子育て中の医師が医局に複数人いるため、様々な点について相談でき安心できました。
子供は病院敷地内の院内保育所に預けているため、昼間に授乳することもできます。
産婦人科医として、一生涯を通しての女性の幸福を目指し、また抗腫瘍免疫の研究がそれに寄与できるように研究、仕事、子育てを頑張っています。  

当医局員の村田先生が育休から復職されました

2016.10.01

半年間の産休、育休をいただき、復帰いたしました。
ひさしぶりの臨床の現場に出ることへの緊張と、育児と仕事の両立への不安でいっぱいでしたが、まわりのいろいろな先生方に助けていただき、想像していた以上に充実した毎日です。
臨床の経験はまだまだですが、自分の経験を通して実感できることも多々あり、人間として少しは成長できたかなと思っています。確かに、時間に追われる毎日で大変なこともありますが、育児の喜びだけでなく、臨床の現場でしか得られない喜びもあり、医師の仕事を続けられる幸せを実感しています。
時間の上手な使い方についてはまだ模索中で、まわりの方々に迷惑をかけながらにはなりますが、まずは専門医取得を目標に、頑張りたいと思います。