東京女子医科大学大学院
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耳鼻咽喉科分野

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主任教授からのメッセージ

吉原 俊雄(よしはら としお)教授

吉原 俊雄 Toshio Yoshihara

耳鼻咽喉科学では頭頸部のうち中枢神経系、眼と歯牙をのぞくほとんど全ての領域を取り扱います。このため、臨床、研究のテーマは幅広く、聴覚、嗅覚、味覚といった感覚機能、嚥下、呼吸など生命維持に直接かかわる機能、聴能および音声言語といった社会的コミュニケーション機能が含まれます。
耳鼻咽喉科学の対象疾患のうち、とくに悪性腫瘍では上記のすべての機能の障害が起こりえます。当科では外科的手術をはじめとして放射線、化学療法、再建外科などの集学的治療による、予後の改善とQOLの改善を目指しています。

臨床活動
手術中の写真
耳科領域においては慢性および真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎の診断と治療を行なっています。頭頸部領域では唾液腺疾患の豊富な臨床経験をもっています。悪性腫瘍に対しては集学的治療を行っています。
さらに睡眠時無呼吸、口腔乾燥症、味覚障害の診断と治療、アレルギー性鼻炎のレーザー治療、内視鏡による副鼻腔炎手術、顔面神経麻痺やめまいの診療など、多様な分野にわたって診療と研究を行なっています。
 
研究活動

1.耳下腺腫瘍組織に関する基礎的研究

多様なヒト耳下腺腫瘍の組織を対象に、細胞増殖能の相違と転移、再発、予後との関係を検討するため、Ki-67,P53,C-erB,EGFR抗体などを用いた免疫組織学的手法で研究を進めています。各腫瘍細胞の形態については電顕的検討もあわせて行っています。

2.睡眠時無呼吸に関する臨床的研究

睡眠時無呼吸の症例を対象に、終夜睡眠ポリグラフィーや上気道の形態的評価を基に無呼吸の分類と責任部位の診断を行なっています。治療として当科では生活改善指導のほかに上気道の閉塞性病変(鼻茸、鼻中隔湾曲症、アデノイド、扁桃肥大など)に対する外科的治療を主に行っています。さらに呼吸器内科や内分泌内科と連携して、経鼻的持続陽圧送気法、スリープスプリント、肥満に対する精査と治療を行なっています。

3.鼻副鼻腔粘膜組織のリモデリングに関する基礎的研究

主に鼻茸の組織を対象に、免疫組織学的、生化学的方法を用いて、慢性副鼻腔炎の各種病態における鼻腔粘膜組織リモデリングの評価を試みています。今後は分子生物学的手法を併用して検討し、鼻茸の保存的治療に応用したい考えです。
研究可能テーマ
(準備中)
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