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私たちの体の表面を覆っている皮膚は、細胞単位で見ると様々な成分から成り立っています。皮膚表面の表皮は、表皮細胞を主体として色調の主役をなすメラノサイト、免疫の機能を司るランゲルハンス細胞などからなります。(図1)
け がややけどなどにより皮膚のメラノサイトが失われると色素脱失を来たし、周囲の健康な皮膚と比べて白いきずあとになることがあります。また、皮膚移植など を行った場合にも周囲の皮膚と異なる色調となります。このような皮膚の色調の異常に対して現状では確立された方法はありません。 東 京女子医科大学形成外科では、このような皮膚の色調異常に対する新しい治療法を始めています。その原理は、まず色調の異なる病変部の表皮を専用の器械を用 いて削りとります。そこへ、近接する目立たない場所から健常な少量の皮膚を採取し、酵素で細胞単位にばらばらにし、正常皮膚の組成を保ったままの細胞浮遊 液の状態で移植します。このような治療を行うことで、健常な部位の皮膚と同様な色調で治りますので移植部と周囲皮膚との色調がよくなじみます。
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 (図1) |
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本法は欧米での報告はありますが、日本では新しい治療法でありまだ経験が浅い方法ですが、けがややけど後の色調異常の改善に効果があります(図2、図3)。 また、生まれつきの色素脱失である白斑症(いわゆる“しろなまず”)にも効果的とされています。しかし、皮膚表面の表皮部分のみに対する治療ですのでこの方法により正常の皮膚に戻るわけではありません。
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| 写真提供:Clinical Cell Culture(C3社) |
本法に興味のある方は私たちの外来を受診してください。