褥瘡・難治性潰瘍

皮膚に欠損ができた状態を皮膚潰瘍と呼び、通常は3週間程度で治癒します。それ以上かかっても治癒しないものを難治性潰瘍と呼び、代表的なものに褥瘡や糖尿病・血流障害に伴う下肢潰瘍があります。当科では糖尿病内科、循環器内科、リハビリテーション科と連携し、創傷治癒の知見に基づき軟膏や陰圧閉鎖療法による保存的治療から外科的治療まで患者さんに合わせた治療を行い早期創閉鎖と社会復帰を可能とし、その後の再発予防指導も行っています。

褥瘡

寝たきりなどで一定時間同じ部位に圧力がかかり続けると褥瘡(床ずれ)ができます。早期であれば創部を圧迫しないように指導すると共に、軟膏などの保存的治療で治りますが、悪化すると広範囲の皮膚潰瘍になり感染して熱が出たりします。 褥瘡の管理は本人や介護者にとって大きな負担になるだけでなく、全身状態の悪化を招く危険もあり、なるべく早く治して再発を予防することが大切です。

保存的治療

褥瘡は全身状態が弱っている患者さんに多いため、まずは創傷治癒に悪影響を及ぼす原因を改善します。リハビリテーション科や認定看護師(WOCナース)と協力して傷を圧迫しないような体位の指導や道具の紹介をします。その上で、傷の汚い部分を積極的に取り除き、傷の状態に合わせた適切な軟膏治療や陰圧閉鎖療法を行うことで創傷治癒を早めます。

外科的治療

患者さんの状態によって皮膚移植や皮弁移植術などの手術を行うことで傷を治します。当科では必要に応じて手術後は傷に負担がかからない特殊なベッドを使用することでより確実に傷を治します。

難治性潰瘍

難治性潰瘍は傷が治りにくくなる何らかの原因があるため、その原因を探して治療する必要があります。当科ではそれぞれの専門医と連携して治療を行います。