①担当医師

医師   卒年  卒業大学
鶴田 敏久 准教授 昭和60年 東京医科大学
千葉 幸英 助教 平成15年 東海大学

 

②対象疾患

 血液疾患(貧血、白血球異常症、血小板異常症)・悪性腫瘍

 

③診療・特色

 2015年度、小児科内に新しく開設した部門です。悪性腫瘍の中で小児脳腫瘍は脳神経外科藍原康雄講師、千葉謙太郎助教を中心とした小児脳神経外科グループや腫瘍放射線科 前林勝也講師を中心としたグループと共同で診療を行っています。特に小児病棟では難治性脳腫瘍の化学療法など集学的治療の一部を担わせていただいています。

 東京小児がん研究グループ(TCCSG)のグループに加入させていただき、白血病や脳腫瘍以外の小児悪性固形腫瘍(神経芽細胞腫、ウイルムス腫瘍、肝芽腫、横紋筋肉腫、骨肉腫、ユーイング肉腫、網膜芽細胞腫など)の診療を行えるように準備中です。特に小児外科領域の腫瘍に関しては小児外科 世川修教授、木村朱里助教らのグループと共同で集学的治療の準備を進めています。また、本年、新しく設立された日本小児がん研究グループ(JCCG)に加盟し、全国的な統一プロトコールの治療にも今後、参加を予定しています。

 血幹細胞移植に関しては血液内科の造血幹細胞移植チームや輸血・細胞プロセシング部の協力の下で、小児科病棟内での治療体制を構築中です。

 また、輸血・細胞プロセシング部菅野仁教授と共同で溶血性貧血(遺伝性球状赤血球症、サラセミア、異常ヘモグロビン症、G-6-PD欠損症など)の診断、治療の一部を担わせていただいています。特に赤血球酵素異常症、赤血球膜タンパク異常に関しては、当院内に全国唯一の検査施設(特定非営利活動法人 血液難病サポート)を備えているため、小児科内でもそちらへのサポート体制を構築中です。

その他、各種貧血、白血球機能異常症、特発性血小板減少症、免疫異常症、その他の疾患に関しても診断、治療を行っております。

 

④受診を希望されるご家族の方へ

血液疾患や悪性腫瘍では全国統一のプロトコールでの治療が行われているものが、数多くあります。治療を行うためにはグループへの参加と施設内での倫理審査が必要となります。順次、そちらへの参加を準備しておりますが、当院での治療が行えない場合は診断がついた時点や疑われた時点で他院をご紹介させていただくことがあることをご了承ください。

学童の方で治療による入院期間が長くなる場合は、院内学級(わかまつ学級)に一時的に編入していただくことがあります。

 

⑤医療関係者の方へ

 血液・腫瘍性疾患など、当院で治療が行えない場合は責任をもって、治療を行える施設をご紹介させていただきますので、ご紹介よろしくお願いいたします。

 

⑥専門外来

 月曜の午後、金曜日の午前中の鶴田の外来、または木曜午前の千葉(幸)の外来にご紹介ください。

 

⑦入局希望の先生方へ

 私たちは細胞療法、分子標的療法を利用した基礎から臨床への橋渡し(トランスレーショナルリサーチ)を重要視しています。難病、悪性疾患克服の研究は日に日に進歩しているといっても過言ではありません。一つの新しい治療を開発するには5~10年あるいはそれ以上かかることが予想されますが、新しい治療法の開発に挑みたいという方も歓迎いたします。

 

⑧研究・実績

臨床試験(準備中)

  1. 髄芽腫に対する新リスク分類を用いた集学的治療のパイロット試験
  2. 非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対する髄注併用化学療法と遷延局所放射線治療のパイロット試験

 








Illustrated by Kouchiei