膜性増殖性糸球体腎炎

血尿を伴うことが多く、糸球体の血管壁だけにとどまらず、血管と血管を保持している部分(メサンギウム領域)にも炎症が及びます。C型肝炎や膠原病などが原因のこともありますが、原因がなく生じることもあります。免疫との関係(血清補体が低い値となる)が考えられています。若年から高齢まで幅広く発症します。

治療は?

原因となる病気があれば、その治療を行います。原因が特定できない場合には、ステロイド薬*を使用しますが、治療抵抗性のことが多く、免疫抑制薬*を併用することも多くあります。比較的予後の悪い疾患です。

頻度は少ないですが、
IgA腎症 IgA腎症の項目へ
急速進行性糸球体腎炎 急速進行性糸球体腎炎の項目へ
などでも見られることがあります。