シクロフォスファミド (通称:エンドキサン)

細胞のDNA合成を阻害し、B細胞を抑制するアルキル化薬に分類されます。

適応は?

    1. 全身性エリテマトーデス(ループス腎炎)ループス腎炎

    2. 血管炎(急速進行性糸球体腎炎)

ネフローゼ症候群の場合、ステロイド薬だけではうまく治療できない場合に使用します。

投与方法は?

【パルス療法】
注射薬を入院にて1回点滴します。 原則として4週間隔で繰り返し使用し、投与回数は年齢や症状に応じて適宜調整します。

副作用は?

骨髄抑制(白血球、貧血、血小板の減少)、出血性膀胱炎、胃腸症状、性腺抑制、重篤な感染症などを認めることがあります。

注意点は?

    1. 出血性膀胱炎への対策
      出血性膀胱炎が出現した場合、膀胱の中で血液が固まってしまうことがあります。それを予防するため、投与日は点滴や飲水(2~3リットルの水分)を十分に行い、尿をたくさん出すようにします。

    2. 感染症に注意
      血球減少を起こすことが多いので、血液検査でモニターするとともに、感染症の併発にも注意します。

    3. 累積投与量に注意
      生殖機能を低下させたり、長期的に膀胱腫瘍やリンパ腫を生じることがあるので、累積投与量が過量にならないように注意します。