教授からのメッセージ

 

山中所長

膠原病リウマチ内科 教授

山中 寿

  

 

 

膠原病リウマチ痛風センターは、リウマチ性疾患に特化した日本では最大の施設で、「より良質な医療」「より先進的な研究」「より魅力的な教育」を掲げ、優秀なスタッフが診療・研究・教育に励んでいます。

リウマチ性疾患の症例数は日本一、学会 発表演題数や論文数も日本一、教育面でも東京女子医大のみならず全国の若い先生を指導する大きな視野を持ってIORセミナーなどのユニークな試みも行っています。

リウマチ性疾患は、全身を診る診断能力、先進的治療を積極的に取り入れる姿勢、慢性疾患をマネージメントする上での患者とのコミュニケーション能力が必要です。当センターは内科医と整形外科医が協力してこの能力を磨いています。内科と整形外科 が一つの施設でこれほど仲良く診療、研究、教育を行っている施設は他に例を見ないのではないかと思います。

私は、何よりも患者さんのための医療を展開したいと強く思っており、そのために個々の医師が主体性を持って医療に向き合うことを希望しています。研修医の皆さん は、「当センターで学ぶ」のではなく「当センターの医療に参加する」気概を持って入局していただくことをお願いいたします。

 

 

谷口教授

 

 

膠原病リウマチ内科 教授

谷口 敦夫

 

病気の中には関節、筋、骨格系の異常を主体とするものがあります。また、主たる病巣は個々の臓器にあっても、症状が関節、筋、骨格系に出るものもあります。これらを扱うのがリウマチ学です。多くの疾患は臓器別に扱われることがほとんどです。しかし、リウマチ学が対象とする疾患、すなわちリウマチ性疾患は臓器別分類には基づいていません。すなわち、リウマチ科における診療は全人的な視点から疾患を診るという性質を持っているということになります。

ヨーロッパで生まれたこの領域が、アメリカにおいて内科のsubspecialityとしての位置を確立したのは1968年であると思われます。その後、日本にも内科診療に欠かせない領域として導入されています。このように、内科の他の領域に比べて歴史の浅い領域ですが、それだけに疾患の分類や考え方などにも変遷があり、対象とする疾患も拡大しています。それがこの領域の魅力でもあります。リウマチ性疾患には獲得免疫、自然免疫、代謝、変性、感染、遺伝、栄養、 などのいろいろな基本的要素が関与する疾患が含まれ、多種多様です。臨床・基礎研究いずれも興味の尽きない分野です。その一方で、特異的な検査がなく、病歴聴取や身体所見が非常に重視される領域でもあります。

このようなリウマチ学に興味を持つ研修医の先生方が多く集われることを願っています。