教授からのメッセージ

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膠原病リウマチ内科 教授

谷口 敦夫

 

 

病気の中には関節、筋、骨格系の異常を主体とするものがあります。また、主たる病巣は個々の臓器にあっても、症状が関節、筋、骨格系に出るものもあります。これらを扱うのがリウマチ学です。多くの疾患は臓器別に扱われることがほとんどです。しかし、リウマチ学が対象とする疾患、すなわちリウマチ性疾患は臓器別分類には基づいていません。すなわち、リウマチ科における診療は全人的な視点から疾患を診るという性質を持っているということになります。

ヨーロッパで生まれたこの領域が、アメリカにおいて内科のsubspecialityとしての位置を確立したのは1968年であると思われます。その後、日本にも内科診療に欠かせない領域として導入されています。このように、内科の他の領域に比べて歴史の浅い領域ですが、それだけに疾患の分類や考え方などにも変遷があり、対象とする疾患も拡大しています。それがこの領域の魅力でもあります。リウマチ性疾患には獲得免疫、自然免疫、代謝、変性、感染、遺伝、栄養、 などのいろいろな基本的要素が関与する疾患が含まれ、多種多様です。臨床・基礎研究いずれも興味の尽きない分野です。その一方で、特異的な検査がなく、病歴聴取や身体所見が非常に重視される領域でもあります。

このようなリウマチ学に興味を持つ研修医の先生方が多く集われることを願っています。