手術実績

 

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

人工股関節置換手術 22 19 20 15 22 19 26 19 20 
人工股関節再置換術 3 0 1 0 3 5 1 0
大腿骨人工骨頭挿入術 6 5 9 0 3 1 13 6
大腿骨人工骨頭再挿入術 0 0 0 0 1 0 0 0  0
人工膝関節置換術 85 85 63 57 49 59 50 49 65 
人工膝関節再置換術 10 5 3 2 1 4 2 1
人工膝関節抜去術 2 1 0 0 0 3 0 0  0
膝鏡視下滑膜切除術 5 7 4 3 3 5 3 1  0
鏡視下半月板手術 2 2 0 0 2 2 0 2  0
前十字靭帯再建術 1 2 0 0 0 0 0 0
人工足関節置換術、人工距骨 0 1 2 3 6 9 5 13  14
足関節固定術、中足部固定術 2 2 4 5 7 1 8 8
人工足趾関節置換術 1 0 4 1 0 0 0 0  0
足趾関節形成術 155 156 143 229 319 292 364 263 268 

人工肩関節置換術 0 1 2 3 0 0 1 0
人工肩関節抜去 0 0 0 0 1 0 1 0  0
上腕骨人工骨頭挿入術 1 1 2 0 0 0 0 0  0
人工肘関節置換術 3 6 17 13 13 10 4 8
人工肘関節再置換術 0 0 1 0 0 1 3 1
肘関節形成術 5 8 6 1 6 3 1 1
手関節形成術、手関節固定術 28 28 37 25 21 28 24 29  21
腱形成術 21 32 23 28 9 3 3 6
人工指関節置換術 10 14 97 105 94 67 78 57 82 
人工指関節再置換術 0 0 1 0 0 1 0 2  2
指関節固定術 9 8 20 11 20 27 20 14  30
指節関節形成術 3 3 26 11 11 48 37 14  45
腱鞘滑膜切除術、腱鞘切開術 16 7 6 3 7 3 5 2


骨生検、筋生検 8 3 2 12 9 11 9 10
軟部腫瘍摘出術 14 8 7 1 10 7 4 6
観血的骨接合術 5 9 10 18 10 5 18 12 13 
抜釘術 9 15 24 21 19 18 34 18 16 
洗浄デブリードマン 10 3 9 2 3 7 5 8
その他 28 10 14 11 3 2 4 5 13 
464 441 557 580 652 641 723 555 635

 

<東京女子医大病院は関節リウマチに対する手術患者数が全国1位>

2012年3月29日付の日本経済新聞夕刊(生活・ひと欄)に「リウマチ外科と薬物連携」と題した関節リウマチの治療に関する比較的大きな記事が掲載されました。DPC(DiagnosisProcedureCombination)の公開情報を用いて関節リウマチの入院患者数を調査したもので、それによると関節リウマチに対する手術患者数で東京女子医大病院は他を大きく引き離す第1位でした。

DPC対象病院の合計治療実績(2010年7月〜2011年3月退院患者数)
1位東京女子医科大学病院(182名)
2位東邦大学医療センター大森病院(91名)
3位独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター(89名)
4位独立行政法人国立病院機構九州医療センター(87名)
5位独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター(78名)
6位長岡赤十字病院(65名)
7位岡山大学病院(63名)
8位独立行政法人国立病院機構相模原病院(62名)
9位横浜市立大市民総合医療センター(60名)
9位鹿児島赤十字病院(60名)
(日本経済新聞2012年3月29日夕刊生活・ひと欄)

DPCは2003年にはじまりました。当センターの病棟はDPC制度対象外の東京女子医大青山病院にありましたが、2010年3月にDPC対象病院である本院中央病棟に病棟移転しています。今回の調査期間は2010年7月〜2011年3月であり、調査開始が病棟移転後の混乱が収まりどうにか軌道に乗った時期とちょうど重なっています。

もちろんDPC対象外の病院はこの調査に含まれていませんし、手術患者数が評価の全てではありませんが、診療症例数が多い医療機関ほど在院日数が短縮する、術後合併症の頻度が少ない、診療ガイドラインを遵守している割合が高いという報告もあるように一つの判断材料であることは間違いありません。

近年ホームページの効果もあり、RAの治療は他院で行い手術だけを希望して来院する患者さんの割合が高くなって来ました。患者さん自身で当センターを指名して来院するケースだけでなく、担当医に紹介されてくるケースも少なくありません。RAの手術は軟部組織、骨質ともに通常とは異なる対応が求められ、術式も特殊です。ラーニングカーブが長く、習得には一定の症例数を必要とします。国内でもっとも多くの手術を行なっているという事実は、患者さんにも研修している医師にも有利に働きます。当センターは国内最大のリウマチ性疾患診療施設ですが、整形外科としては国内を代表するRAの外科的治療センターというポジションも目指しています。すでに日本をリードしている施設であるという自覚を持って、より一層診療レベルを向上して患者満足度を高め、様々な臨床研究にも取り組み、積極的な情報発信に努めたいと思います。

なおこの数字と上表との間に乖離が見られますが、上表が2010年7月〜2011年3月の9ヶ月間のデータである、DPCが患者数ベースであるのに対し前頁の表が手術した関節の数をカウントしている、下表にはRA以外の疾患の患者の手術も含んでいるなどが理由として考えられます。

文責 猪狩勝則
2015年3月16日改筆