医局員からのメッセージ

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猪狩 勝則(医局長) (平成8年卒)

現在、医局運営の実務面を担当する医局長をつとめさせていただいております。医局の運営方針は、大枠での公平性を保ちつつ、個々の医局員の希望に出来るだけ沿うことです。当科は小さな医局ですが、だからこそ小回りが利き、各医局員のニーズを最大限にくむことができます。専攻分野の選択、研究テーマの設定、関連病院での研修など、それぞれの希望に応じたキャリア形成の実現を目指しています。

当科はスタッフも医局員もおしなべて若く、非常に活気があります。また特定の大学出身者に偏っているということもありません。これは若い先生方に多くのチャンスが与えられることを意味しています。実際ほかの医局とは比べ物にならないほど若い先生方が医局を代表する存在となり、世界最大のリウマチセンターを背景に学会等をリードする活躍をしています。

リウマチ内科との関係が密接であることも大きな特徴にあげられます。当科の医局員は整形外科医であるとともにリウマチ医(rheumatologist)であることが求められます。リウマチ内科医の協力の下で、初期研修で学んだ内科的知識を有意義に生かしながら、より専門的な知識技術を習得し、内科的視野を持った整形外科医という世界的に見ても希有な存在となることを目指していただきます。

目標とする「世界レベルのrheumatologistの育成、世界をリードする優れた臨床研究・基礎研究の実践、最新の関節外科学への対応と創造」に向け、ともに頑張ってくれる先生方を募集しています。是非一度見学にいらして下さい。

 

石橋 美菜 (平成24年卒)

当センターは整形外科および内科医師が協力し合い診療を行っており、1つの病棟で内科系疾患、整形疾患が診察できることが魅力の一つです。膠原病は全身疾患であり、症状の一部として整形疾患が現われ、当センターでは主にそのような患者さんの手術をしております。後期研修医の日常は入院患者の対応が主となってきますが、前述のとおり基礎疾患を有している方が多いため、単に整形外科術後管理にとどまらず、関節リウマチによる疼痛コントロール、合併症の管理など、多岐にわたり患者さんと向き合える事が特徴と考えます。治療に苦渋する場合は内科医にすぐに相談でき、医師としてのスキルを高めることができます。整形外科のスタッフは10名弱と少人数ですが、その分症例を多く頂け、学会での発表機会をたくさん頂き、貴重な経験をさせていただいております。週1日の関連病院での外勤では整形外科一般外来を行っており、外傷やスポーツ外傷などを経験させていただいております。外傷などの診療、治療経験が大学病院だけではほとんどないため、診療に四苦八苦することも多々ありますが、整形外科を目指す者としてそういった症例をより多く経験することが現在の目標です。医局の雰囲気もよく、とても働きやすい環境であり、ぜひ一緒に働けることを楽しみにしております。

 

肥沼 直子 (平成23年卒)

2013年整形外科入局の肥沼直子です。

当センターは整形外科と内科の隔たりもなく、様々な大学出身の先生からなり、ます。概してリウマチの方は関節痛の訴えで整形外科を受診することが多く、リウマチを診ることができることは整形外科医としては大きな武器になると思います。海外での発表のチャンスも多く、他の医局では経験できない事をたくさんの経験できます。年間手術件数1000件を超える関連病院もあり、整形外科を目指す上でもとても恵まれた環境が整っています。一般整形外科医を目指す方も、ぜひ一度見学にいらしてください。

 

矢野 紘一郎 (平成16年卒)

みなさんはじめまして。私は大学卒業後、初期研修を含め4年間一般病院で研修したのち、2008年4月よりこの医局に入局させていただきました。現在は外来・病棟・手術・臨床研究など、充実した日々を送っています。

私は「足」を専門にしており、関節リウマチは足関節や足趾に障害を抱える患者さんが多いため、非常に多くの症例を経験させてもらっています。「リウマチ足」の分野はまだまだ決まった治療法が少なく、これから発展していく分野であるため、非常にやりがいを感じています。

当施設は、関節リウマチの単独施設としては世界最大の患者数を誇り、症例数は極めて豊富です。そして患者さんのご理解のもと大規模コホート研究を施設全体で行っており、そこから得られたデータをもとに様々な研究結果を学会・研究会や論文で発表しています。当施設のような世界有数の施設では、このような情報(研究結果)を世界に発信するのが 我々の使命だと思っています。

さて、話はだいぶ変わりますが、気になる待遇の話です。一般病院と比べれば大学から支給される給料はお世辞にも多いとは言えません。しかし当医局では全員に週1日以上の外勤日が与えられており、充分な収入が保証されています(きっと想像以上です)。また比較的大学当直の回数が少ないので、日・祝日も空いていることが多く、外勤するもよし、家族サービスするもよし、趣味に費やすもよしという、充分に満足 できる内容だと思います。夏休みも2週間ありしっかり鋭気を養えます。

現在関節リウマチ治療はドラマチックに変化しています。次々と新薬が開発され、手術成績も上昇し、患者様のQOLは劇的に改善してきています。このような時代に最前線で治療できることに喜びとやりがいを感じています。もし 当医局に興味がありましたら、ぜひ見学に来てください。新しい仲間ができることを期待しています。個人的には特に「足」に興味がある人大歓迎です(笑)

 

佐久間 悠 (平成17年卒)

私は地方大学を卒業後、関東の民間病院で2年間の初期研修と2年間の整形外科勤務を経て、2009年4月に当センターに入局しました。関節リウマチは全身性の慢性疾患ですが症状の中心は関節であり、整形外科医にとって避けて通れない疾患です。

整形外科診療を通して関節リウマチが鑑別として上がる経過や主訴に遭遇することは決して少なくありませんが、そのような時に自信を持って対応できる整形外科 医はまだ多いとは言えないのではないかと思います。私もそのようなケースに遭遇するたびに対応に苦慮していた経験があり、基本から関節リウマチ診療を学ぶ必要があると考えていました。当センターは関節リウマチを中心とした整形外科がある日本でも数少ない医局であり、それが入局を決定した理由の一つです。

私は現在、上肢の外科を中心に診療や手術などを行っています。関節リウマチは全身の関節を侵しますが、非荷重関節である上肢にも多様かつ特徴的な変化をもたらす疾患です。現在、関節リウマチの薬物療法は劇的な進化を遂げつつありますが、全身症状の改善が得られても手指などの小関節には病変が残存する場合があります。それだけに上肢の外科的治療を要する症例も多く、肩・肘・指の人工関節、関節固定、関節形成、腱再建など、一般診療では比較的なじみの薄い多彩な術式を経験できます。また高度に変形・変性した症例も多く、広範囲の術野展開や操作が必要な場合もままありますが、それだけに解剖学的構造に対する理解もより深める ことができます。このように、外傷を中心とした一般的な手の外科とはまた違った様々な症例に触れながら技術と知識を高めていくことができるのもこの医局の大きなメリットです。

リウマチ診療の知識と経験が整形外科医として大きな武器となり得ることは先に述べた通りですが、関節リウマチはまた全 身性の疾患でもあり関節外症状を呈する場合も多く、治療を通して時に命に関わるような合併症が生じることもあります。当医局はリウマチ内科との連携の良好性に定評があり、そのような場合でも迅速に内科医の助力を得ることができ、協力しつつ最善の治療を行っていくことが可能です。診察室ブースも内科と隣接 していて医局室・病棟も共通であり、両科の垣根はきわめて低く、互いに症例を相談・紹介し合いながら共同で診療にあたることのみならず、常に最新の知見に 関して情報を交換しながら診療技術を高めていくことができます。

関節リウマチをはじめとする関節疾患に少しでも関心がある整形外科医の方は、是非一度見学にいらして下さい。心よりお待ち申し上げております。

 

廣島 亮 (平成17年卒)

他大学を卒業し、市中病院で初期臨床研修と2年間の整形外科後期研修後、2009年に入局しました。私にとってリウマチセンターは異国の地であり、当初は戸惑いもありましたが、周囲のサポートもありすぐに慣れました。

初 期臨床研修医時代には、いろいろな科に興味を持つと思います。いずれもやりがいのある科だと思いますが、整形外科は患者さんのQOLにつながり、間違いな く非常にやりがいのある診療科です。また当センターは内科的治療と外科的治療をともに経験することができ、整形外科の中でもリウマチに関しては非常に専門 性の高い組織です。私が入局したのも内科的な治療から外科的治療までを担当できることが大きな魅力だったからです。手術では肩・肘・指から股・膝・足関節 と各関節に対する豊富な手術症例数があるため、関節外科医としての修練には最高の環境だと思います。もちろん、その他の分野も関連病院で研修することが可 能です。外来ではリウマチ専門外来を担当します。最近では生物学的製剤による治療も積極的に行っており、最新の内科的治療を指導医の下で、自らの手で行う ことが可能です。

将来のvisionはそれぞれだと思いますが、整形外科医としてリウマチを治療できることは大きな武器になると思います。一度見学に来て頂ければと思います。