医局員からのメッセージ

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猪狩 勝則(医局長) (平成8年卒)

現在、医局運営の実務面を担当する医局長をつとめさせていただいております。医局の運営方針は、大枠での公平性を保ちつつ、個々の医局員の希望に出来るだけ沿うことです。当科は小さな医局ですが、だからこそ小回りが利き、各医局員のニーズを最大限にくむことができます。専攻分野の選択、研究テーマの設定、関連病院での研修など、それぞれの希望に応じたキャリア形成の実現を目指しています。

当科はスタッフも医局員もおしなべて若く、非常に活気があります。また特定の大学出身者に偏っているということもありません。これは若い先生方に多くのチャンスが与えられることを意味しています。実際ほかの医局とは比べ物にならないほど若い先生方が医局を代表する存在となり、世界最大のリウマチセンターを背景に学会等をリードする活躍をしています。

リウマチ内科との関係が密接であることも大きな特徴にあげられます。当科の医局員は整形外科医であるとともにリウマチ医(rheumatologist)であることが求められます。リウマチ内科医の協力の下で、初期研修で学んだ内科的知識を有意義に生かしながら、より専門的な知識技術を習得し、内科的視野を持った整形外科医という世界的に見ても希有な存在となることを目指していただきます。

目標とする「世界レベルのrheumatologistの育成、世界をリードする優れた臨床研究・基礎研究の実践、最新の関節外科学への対応と創造」に向け、ともに頑張ってくれる先生方を募集しています。是非一度見学にいらして下さい。

 

矢野 紘一郎 (平成16年卒)

みなさんはじめまして。私は大学卒業後、初期研修を含め4年間一般病院で研修したのち、2008年4月よりこの医局に入局させていただきました。現在は外来・病棟・手術・臨床研究など、充実した日々を送っています。

私は「足」を専門にしており、関節リウマチは足関節や足趾に障害を抱える患者さんが多いため、非常に多くの症例を経験させてもらっています。「リウマチ足」の分野はまだまだ決まった治療法が少なく、これから発展していく分野であるため、非常にやりがいを感じています。

当施設は、関節リウマチの単独施設としては世界最大の患者数を誇り、症例数は極めて豊富です。そして患者さんのご理解のもと大規模コホート研究を施設全体で行っており、そこから得られたデータをもとに様々な研究結果を学会・研究会や論文で発表しています。当施設のような世界有数の施設では、このような情報(研究結果)を世界に発信するのが 我々の使命だと思っています。

現在関節リウマチ治療はドラマチックに変化しています。次々と新薬が開発され、手術成績も上昇し、患者様のQOLは劇的に改善してきています。このような時代に最前線で治療できることに喜びとやりがいを感じています。もし 当医局に興味がありましたら、ぜひ見学に来てください。新しい仲間ができることを期待しています。個人的には特に「足」に興味がある人大歓迎です(笑)

 

佐久間 悠 (平成17年卒)

私は地方大学を卒業後、関東の民間病院で2年間の初期研修と2年間の整形外科勤務を経て、2009年4月に当センターに入局しました。関節リウマチは全身性の慢性疾患ですが症状の中心は関節であり、整形外科医にとって避けて通れない疾患です。

整形外科診療を通して関節リウマチが鑑別として上がる経過や主訴に遭遇することは決して少なくありませんが、そのような時に自信を持って対応できる整形外科 医はまだ多いとは言えないのではないかと思います。私もそのようなケースに遭遇するたびに対応に苦慮していた経験があり、基本から関節リウマチ診療を学ぶ必要があると考えていました。当センターは関節リウマチを中心とした整形外科がある日本でも数少ない医局であり、それが入局を決定した理由の一つです。

私は現在、上肢の外科を中心に診療や手術などを行っています。関節リウマチは全身の関節を侵しますが、非荷重関節である上肢にも多様かつ特徴的な変化をもたらす疾患です。現在、関節リウマチの薬物療法は劇的な進化を遂げつつありますが、全身症状の改善が得られても手指などの小関節には病変が残存する場合があります。それだけに上肢の外科的治療を要する症例も多く、肩・肘・指の人工関節、関節固定、関節形成、腱再建など、一般診療では比較的なじみの薄い多彩な術式を経験できます。また高度に変形・変性した症例も多く、広範囲の術野展開や操作が必要な場合もままありますが、それだけに解剖学的構造に対する理解もより深める ことができます。このように、外傷を中心とした一般的な手の外科とはまた違った様々な症例に触れながら技術と知識を高めていくことができるのもこの医局の大きなメリットです。

リウマチ診療の知識と経験が整形外科医として大きな武器となり得ることは先に述べた通りですが、関節リウマチはまた全 身性の疾患でもあり関節外症状を呈する場合も多く、治療を通して時に命に関わるような合併症が生じることもあります。当医局はリウマチ内科との連携の良好性に定評があり、そのような場合でも迅速に内科医の助力を得ることができ、協力しつつ最善の治療を行っていくことが可能です。診察室ブースも内科と隣接 していて医局室・病棟も共通であり、両科の垣根はきわめて低く、互いに症例を相談・紹介し合いながら共同で診療にあたることのみならず、常に最新の知見に 関して情報を交換しながら診療技術を高めていくことができます。

関節リウマチをはじめとする関節疾患に少しでも関心がある整形外科医の方は、是非一度見学にいらして下さい。心よりお待ち申し上げております。