船医活動日記

日本丸

2007年7月14日より9月8日まで日本丸でハワイへ行ってまいりました。

約1ヶ月かけてハワイ島に行き、2日間の滞在ののちオアフ島へ。
同じく3日間の滞在と短い期間でしたが、ハワイを満喫し、同じく約1ヶ月かけ日本へ戻ってきました。
航海中も運動会や日付変更線横断祭りなど楽しいイベントがたくさんあり、本当に充実した日を送ることができました。
また、訓練生の若い人たちや船員さんたち皆さんが優しく迎えてくれ、航海中も大きなアクシデントなく任務を終了でき本当に良かったと思います。

皆さんにも是非、船医を経験していただきたいと思います。

気象庁 海洋気象観測船 啓風丸

平成16年夏の航路は神戸~ポンペイ島(ミクロネシア連邦)~サイパン~神戸で6月26日から8月19日まで約2ヵ月間の航海でした。
乗船員はベテランのため、船医としての仕事はほとんどなく見渡す限りの大海原や、夜船の明りに照らされるカツオの大群を見たり、寄港地のポンペイでの観光など非常に貴重な体験がたくさんできました。

独立行政法人 航海訓練所 練習船青雲丸(seiun-maru)

青雲丸は国土交通省から独立法人となった航海訓練所(National Institute of Sea Training)の所有する汽船で、平成9年に就航した比較的新しい船です。
重量5884トン、全長116m、幅17.9mで、平均19.5ノットの走行が可能です。
学生(大学生や高専生)とスタッフ総計178人で世界一周の航海を行いました。

平成13年度の航海経路は、東京~太平洋~パナマ(バルボア)~パナマ運河~大西洋~テムズ川~ロンドン~テムズ川~ジブラルタル海峡~地中海~バルセロナ~地中海~スエズ運河~紅海~インド洋~マラッカ海峡~シンガポール?東京で、約3ヶ月間の航海でした。
消化器外科へ入局したおかげで貴重な経験ができました。

気象庁 海洋気象観測船 凌風丸(ryofu-maru)

海洋気象観測船は主に海洋の大規模で長期的な変動の監視を目的とした船です。
平成16年冬は、東京~ポンペイ島(ミクロネシア連邦)~サイパン~東京を約2か月間航海いたしました。
私は船医として乗船させていただきましたが、自己管理のできるベテランの方が多かったせいか船医としての仕事はほとんどありませんでした。
太平洋上で食料の調達?(釣り)をしたり、ふだんは行く機会のないポンペイの観光ができたりと非常に有意義な時間を過ごすことができました。

練習船 海王丸

この度私は、練習帆船海王丸の船医として乗船させて頂きました。2017年4月5日に晴海埠頭を出港し、2ヶ月かけてカナダはリッチモンド、ハワイはホノルルを寄港する遠洋航海でした。カナダは建国150周年を記念して、リッチモンド市の招待を受けての寄港です。
仕事内容としては船員160名の健康管理・診察、衛生責任者、実習生への講義、医療安全の講義になります。
船内での生活は全てが新鮮で貴重な体験でした。特に人生初の海水風呂は本当に気持ちよくて、1日の楽しみでした。そして何と言っても医療職以外の方々と2ヶ月共に過ごしたことは自分の見聞だけではなく、人としての価値観を広げるとてもよい機会でした。言葉では言い表せないほど、多くのことを学びました。
カナダは非常に歓迎ムードで、パーティ・レセプションがあり、英語のスキルアップにもなりました。
また、幸い重病人を出さずに実習生、乗組員皆、元気に帰港出来たのも嬉しく思います。
女子医大消化器外科のこの船医活動は、本当に貴重な体験で、人間として一回り大きくさせてもらえる気がします。
最後になりますが、このような機会を下さった山本主任教授を始め、医局員の先生方、そして海王丸関係者の皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

外科50期 小川杏平

船室からの風景

海上保安庁練習船 こじま

この度私は、海上保安庁幹部養成施設、海上保安大学校実習生40名と乗組員45名を乗せた練習船こじまの船医として、2014年5月7日~8月12日の約3か月間、サンフランシスコ~パナマ運河~ニューヨーク~イタリア(リヴォルノ)~スエズ運河~インド(コチ)~シンガポールを経由する、世界一周の遠洋航海を経験させていただきました。
出港地は海上保安大学校が位置する広島県呉市です。

医局内では底辺の地位である私が、船上では3番目に偉い身分(笑)であるという事に戸惑いを感じながら、現実感のないまま出港することとなりました。
海の上での生活は全てが新鮮です。

大海原に広がる360度の水平線の大パノラマはいくら見ても飽きることがありませんでした。 また各部署の業務や毎日洋上で行われる実習も見学させて頂きました。
医療以外の世界を目の当たりにすることは、非常に貴重な経験であり、様々な見聞を広めることができました。 その他にも各寄港地ではレセプションが開催され、coast guardの船員達と拙い英語で会話することにより国際感覚の涵養を図ることができたと思います。

船上での生活を惜しみながらあっというまに98日間の船医生活が終了し、振り返ってみれば医務室受診者数はのべ36名と過去最も少なく、重病者を出さずに無事航海を終えることができて安堵の気持ちとともに、改めて海の男・海上保安庁のたくましさを痛感しました。

このような貴重な機会を与えてくださった、山本先生をはじめ、医局員の先生方、同期後輩の先生方、そして何よりも海上保安庁乗組員・実習生の方々、誠にありがとうございました。
女子医大消化器外科で代々受け継がれている船医活動は、楽しいだけでなく自分を成長させてくれる良い機会だと思います。
この素晴らしい伝統が継承されることを心より願っております。

医務官 豊島幸憲

遠洋航海を経験して

2013年4月~6月の船医として海王丸の遠洋航海に参加して参りました。

本航海の航路は、東京→ハワイ→東京でした。
船医の仕事は病人や怪我人の診察はもちろんのこと、その他に乗組員や学生の健康診断、学生向けのレクチャーや試験、乗組員向けの健康教育などでした。揺れる海の上での診察や処置など、おそらく一生経験することのできない貴重な体験でした。
また業務外でも、朝のヤシ擦り、登檣礼、太平洋での運動会など、全てが初めてで、新鮮でした。
一時的とはいえ、海王丸の一員として航海に参加できたことは一生の誇りにしたいと思います。
普段はかかわることのできない人々と共に生活をし、日常からかけ離れた世界に身を置くことで、外科医としての自覚やモチベーションを再確認できました。
今後も、船医としての活動が私たちの医局の中で引き継がれていくことを強く望みます。