No.1  日本人に多い! 変形性膝関節症と関節鏡視下手術

[ひざ関節のしくみ]

ひざの関節は、大腿骨と頸骨、腓骨、および膝蓋骨の4つの骨で構成されていて、大腿骨と頸骨、膝蓋骨と大腿骨、頸骨と腓骨の間にそれぞれ関節があります。しかし、ひざ関節といえば、大腿骨と頸骨の間の関節のことをさすのが一般的で、これを内側と外側から、そして関節の中で靱帯が連結しています。
このほか、大腿骨と頸骨の間には半月板があり、ひざにかかるショックを吸収し、関節をスムーズに動かす役目をしています。

ひざ関節のしくみ

[変形性膝関節症について]

ひざの痛みの疾患でもっとも多くみられるのが、ひざ関節の変形によっておこる「変形性膝関節症」です。変形性膝関節症は、老化(加齢)によるひざ痛の代表的な病気です。骨と骨の間にある関節軟骨がすり減って、また、半月板が部分的に切れて関節の間にはさまるために痛みが生じます。
変形性膝関節症の人のひざをレントゲンで見ると、関節軟骨が摩耗して、その下から骨が顔を出しているのがわかります。関節軟骨には神経はないものの、その下の骨には神経が通っていますので、痛みを覚えるようになります。症状が進み、関節軟骨だけでなく、膝蓋骨(ひざのお皿)の関節軟骨も摩耗するようになると、階段の昇り降りなどのときに、膝蓋骨の部分(ひざの前面)も痛むようになります。
変形性膝関節症の場合、痛みがいったん始まっても、途中で痛みがやわらいでくることがあります。たとえば、歩き始めは痛くても、歩いているうちに痛みが軽くなってきます。しかし、これは関節軟骨がもとに戻ったからではありません。痛みが軽減したのは、歩き始めは軟骨のすり減った部分で歩いていたのを、歩いているうちに残っている軟骨部分で歩くように、体で自然と調整するからです。そして、痛みに対する感じ方も鈍くなっていき、直ったように錯覚しただけなのです。ですから、一度消えた痛みが、しばらくたってから再び現れることも少なくありません。その後、痛みが徐々にひどくなり、歩くことさえ困難になります。治療をしなければ、一度すり減った関節軟骨は、二度と再生することはありません。
変形性膝関節症の治療は、初期のものなら肥満の人は体重の減量、生活環境の改善と運動療法だけで十分によくなります。少し症状が進んだ場合は、温熱療法や装具療法、薬物療法がとられ、さらに症状が進み、回復がみられない場合には、関節鏡などによる手術が行われます。

関節鏡による変形性膝関節症の手術

[関節鏡による変形性膝関節症の手術]

症状が進行し、保存療法では改善しない場合は、手術が行われます。
手術法の最初の選択肢として「関節鏡視下手術」があります。
「関節鏡視下手術」は、関節の内視鏡を使って行う患者さんの負担の少ない手術です。
皮膚の切開は0.6cmほどで二箇所に行います。関節鏡で関節内部を観察し、悪いところだけ切除します。内側の関節軟骨のすり減りが進んでO脚が強いときは、内側の靱帯を少しはがすこともあります。手術のつぎの日から装具をつけて歩けます。入院は3〜7日です。

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