陥入爪外来 東京女子医科大学東医療センター皮膚科


 陥入爪とは、深爪などの不適切な爪切りや外傷などをきっかけに、爪の先端部の角が真皮内に刺さり、爪の周りに異物反応による炎症が起こり、痛みを伴い、出血や排膿を生じる病態です。細菌や真菌の二次感染を伴うこともありますので、なるべく早く治療することが大切です。

 

*診療日

 毎週木曜日、午後2時半より(予約制。初回は通常の初診を受診して下さい)

 

*対象となる疾患:

 陥入爪

 

*診療内容:

 初期の陥入爪では、適切な方法で、テーピングを行うだけで改善しますので、怖がらずになるべく早く受診して下さい。テーピングのコツを外来で指導します。

重症の場合、手術が必要なこともあります。当外来では予約制で、フェノール法を用いた手術が可能です。

 

*陥入爪と巻き爪の違い:

 陥入爪は爪の角が真皮内に刺さるため、爪に対する異物反応を起こして、強い炎症を伴いますが、巻き爪では爪の弯曲が主体です。両方が合併することもあります。巻き爪だけでは、通常は痛みが少ないのですが、スキーやテニスなどの運動、長時間の歩行により、陥入爪が合併して痛みが急に強くなることがあります。

 

*フェノール法:

 指(趾)神経ブロックにより、局所麻酔を行い、指(趾)の付け根にゴム製の管を巻いて血を止めます。皮膚に食い込んでいる爪を爪母から先端部までメスで切除し、綿棒を使って爪母にフェノールという薬品を塗ります。2-3分経ったら無水アルコールと生理食塩水で洗い、傷を開放状態のままで、ガーゼで圧迫して出血しないように包帯で固定します。術後の痛みが少ないため、外来通院でも治療でき、健康保険で可能な手術です。欠点としては、爪の幅が細くなること、再発する可能性があること、などです。