体の免疫に異常が起こるとさまざま病気になります。正常な免疫反応とは、
外界の微生物(細菌、真菌、ウイルス、など)を認識して、それらを排除するしくみですが、
異常な免疫反応が起こると、自己の体の成分に対していろいろな反応が起こってしまい、
自己免疫病(膠原病や水疱症)や乾癬などの病気が発症することがあります。
*診療日
毎週水曜日、午後1時半より(予約制。初回は通常の初診を受診して下さい)
*対象となる疾患:
主として、膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)、
自己免疫性水疱症(天疱瘡、類天疱瘡、後天性表皮水疱症)、尋常性乾癬
*診療内容:
膠原病や水疱症では、外来通院で可能な治療をしたり、入院治療した方の退院後の
経過観察を行ったりします。また、血液・尿検査をしながら、病勢の評価をします。
尋常性乾癬では、重症の方、QOLの障害されている方を主な対象として、免疫抑制薬(シクロスポリン)
や角化症治療薬(チガソン)の内服による治療も行います。乾癬の病勢評価には、医師による
皮膚症状の評価だけでなく、アンケート形式の質問票を用いた、患者自身によるQOL評価を
加えることにより、客観的および主観的な総合評価を行います。
*自己抗体測定:
血液検査により、病気に関係している自己抗体の種類と量を判定します。膠原病では各種の
抗核抗体などがみつかり、自己抗体の種類と病気に密接な関係があることがわかっています。
水疱症では、抗表皮細胞間物質抗体(抗デスモグレイン1または3抗体)や
抗基底膜抗体(抗コラーゲン7または17抗体、抗ラミニン5抗体)などが検出されますが、
治療後には徐々に低下していき、病気が治ると検出されなくなることもあります。