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東京女子医科大学東医療センター脳神経外科では、三叉神経痛に対する特殊外来を始めました。
三叉神経痛は的確な臨床診断と画像診断(MRI)がまず必要です。
その後、投薬による経過観察が必須です。
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| 原因 |
三叉神経痛はいろいろな原因によってひきおこされるため、正確に診断する必要があります。歯科疾患や耳鼻科疾患、帯状疱疹後や脳腫瘍などのこともあります。歯科・口腔外科、耳鼻咽喉科、ペインクリニック(麻酔科)との連携も欠かせません。
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| 特発性三叉神経痛の特徴 |
顔面の片側に、発作的に、数秒から数分続く激痛が反復して起こります。洗顔、髭剃り、歯磨き、咀嚼や、冷たい風にあたると痛みが誘発されるのが特徴です。痛みのない時には全く異常はみられません。カルバマゼピン(テグレトール)が有効であるのも特徴です。このような場合、三叉神経に血管が圧迫していることが原因となっていることがほとんどです。
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| 治療 |
原因として歯科疾患や耳鼻科疾患、脳腫瘍の場合はこれらの治療が優先されます。特発性では、治療法として薬物治療(カルバマゼピン・テグレトール)、神経ブロック(無水アルコール・グリセロール・バルーンなど)、ガンマナイフ、神経節凝固、手術などがあります。
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| ガンマナイフ |
ガンマナイフは、神経根に放射線を照射することにより、治療効果を得るものですが、薬に頼らなくてすむ根治的効果は約30%前後です。また、顔面に別の痛みをおこすこともあります。現在、保険適応外治療のため、実費で約50万円を要します。
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| 脳神経外科手術 |
手術は痛む側の耳介後方から頸にかけて、約8 cm前後の皮膚切開を行います。小さな開頭を行い、その後は、手術用顕微鏡下に操作を行います。三叉神経を圧迫している血管を神経から剥離して、再び神経を圧迫しない場所に固定します。手術は、原因が血管圧迫による場合、ほぼ100%の治癒率が得られます。高齢者でも、全身麻酔が可能な方であれば、手術ができます。ただし、全身麻酔と手術そのもののリスクがあります。
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三叉神経痛で お悩みの方へ |
痛みは患者本人にしかわからず、他人に話しても、理解が得られず一人で悩んでいる方も多くいます。三叉神経痛と紛らわしい疾患も多数あります。そのために適切な診断が不可欠となります。自分がこの病気ではないかと感じている方、三叉神経痛と診断を受け、悩みや不安を感じている方、いろいろな病院にかかっても痛みが続く方はご相談ください。豊富な治療経験のある医師が対応いたします。 |
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- 近くの医師から診断され、テグレトールの処方を受けましたが効果が十分でなく来院されました。処方内容をみると一日200mgのみの処方です。倍の処方としてとりあえず日常生活は可能となりました。
- 同様に、テグレトールを食後に服用するように指示され、食事の時の痛みを訴えても処方は変更されませんでした。耐えられず来院されました。毎食前に服用するようにしてかなり改善しました。
- 手術で完治した70歳代女性の言葉です。「三叉神経痛と診断されて薬を使用していましたが、副作用で皮疹がでるため、薬が使えなくなり、痛くないときもありましたが、3年間苦しみ続けました。今回、手術を受けて、良くなると、痛くならないかという恐怖感から初めて解放されました。」痛くない時でも、薬が使えないため、今度痛くなったらどうしようという恐怖感に襲われていたようです。痛くない時でも苦しむというのは、大変なことと気づかされました。
- 手術で痛みから解放された30歳代男性の言葉です。「退院したら、ラーメンを思いっきりすすりたい。これが最高の幸せです。」この言葉を聞いた時、人間の幸せとは、意外なところにあるように感じました。
- 60歳代女性の言葉です。「30年間痛みに苦しみ、当初は歯科に受診して、歯を抜かれ続け、痛みのない反体側の歯まで抜かれ、入れ歯を作ったが、結局、よくならず、薬で我慢しながら、仕事をしていました。手術により痛みが消えると、これまでの事がうそのようでした。」
- 90歳代女性から、「手術中、死んでも思い残すことはないので、手術をして欲しい。」と言われました。麻酔科の先生に相談し、全身麻酔に耐えられるか十分な検査を行いました。問題なし、とのことで、手術を行い、患者さんは痛みから解放されました。全身麻酔が可能であれば、三叉神経痛の手術は、頭を開ける手術ではありますが、私どもは可能と考えています。同様なことはアメリカからも報告されています。
初めて三叉神経痛になったのは、平成14年1月頃、突然、今まで経験したこともない痛みにビックリして、近くの病院でデグレトールの薬をいただきました。その後一年位、薬を飲み続けました。しかし、痛みが日々に増して、ある大学病院でブロック注射をしました。2年位して痛みが出て、我慢が出来なくなり結果はダメでした。次に、ガンマナイフを受けましたがデグレトールの薬は飲み続けました。 その後3年が過ぎた頃、薬の量が増えて、平成21年頃、薬の量が一日800〜900rになっても痛みは増して結果はダメでした。最後は手術しかないと思い東京女子医科大学東医療センターの谷茂先生に手術していただきました。手術には不安でした。しかし手術後は今まで痛みで、顔、髪も洗えなかった、また、歯を磨くこともできませんでしたが、それが嘘の様に痛みもなくなり、安心して出来るようになりました。手術して本当に良かったです。今回、谷茂先生をはじめ、医療センターの皆様には本当にありがとうございました。
70代 女性
この度は、手術をしてもらいすっかり痛くなくなりました。最初は、今から10年以上前に三叉神経痛と言われ薬で治っていたのですが段々と痛みが短い間隔になり1年半位前から毎日の様に痛くなりどうしようもなくなりました。思い切って先生に手術をしていただくことになり不安な気持ちでいっぱいでしたが、これから先もこの痛さが続くかと思うと憂鬱になります。思い切って手術してもらう事に致しました。手術台に載るまではいろいろなおもいで不安でしたが、終わって一日たってはじめて車椅子でトイレに行った時、洗面所でうがいをしました。その時に全然痛くなかったので本当に良かったです。ただ一週間は頭がグルグル回って、まっすぐに歩けませんでした。それも少しずつ良くなってきました。もっと前に手術をやった方がよかったんじゃない? とみんなから言われましたが、私はなかなかふみきれなかったのです。思い切って手術をしようと思った時が丁度良い時なのだと思いました。本当にありがとうございました。
60代 女性
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