共同先端生命医科学専攻 (東京女子医科大学・早稲田大学 共同大学院)

 東京女子医科大学・早稲田大学 共同大学院共同先端生命医科学専攻は、2010年4月にTWInsに開設された、日本初の共同大学院です。

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 当研究所には、共同先端生命医科学専攻の研究指導として、「先端治療機器臨床応用・開発評価研究」、「組織再生医療研究」、「分子細胞医療研究」を設置しています。

研究指導の様子

先端治療機器臨床応用・開発評価研究(正宗賢・伊関洋ゼミ)

 先端医療機器開発において、医工連携(もう一つのEBM:Engineering Based Medicine)が不可欠である。機械は薬と異なり、臨床現場で使用しながら改良を重ねることによって、初めて良いものができることにある。研究者は臨床現場で使用されることを前提に、開発を進める必要がある。更に、薬事承認申請に不可欠な信頼に足るデータを収集しながら、臨床研究を実施しなければならない。これらの点を踏まえ、早稲田大学「先端治療機器設計・開発研究指導」(梅津光生教授)と連動させて研究指導を行う。

組織再生医療研究(大和雅之ゼミ)

 解熱剤等の対症療法的な薬物治療やガン治療等で見られる切除中心の外科治療とは異なり、根治治療を可能にすることが期待されている再生医療が近年大きな期待を集めている。再生医療は、幹細胞生物学と培養系で組織構造を再構築する組織工学の大きな進展により、すでに一部の領域ではヒト臨床応用が始まっている。本研究指導では、次世代組織工学技術である細胞シート工学に基づく新規再生医療技術の臨床研究・治験の経験をもとに、新規再生医療技術の研究開発を進めながら、医療レギュラトリーサイエンスにおける課題を明確化し、その解決に向けた研究を行う。

分子細胞医療研究(有賀淳ゼミ)

 本研究指導では、主にヒト悪性腫瘍に対する新規治療分子薬及び細胞医薬の開発と創薬プロセスを基盤として、前臨床試験と第I~IV相臨床試験の立案計画、プロトコール作成、試験実施、結果解析を通して、トランスレーショナルリサーチの実践とそれに関するレギュラトリーサイエンスを研究する。候補の分子細胞医薬として、αβ型T細胞、γσ型T細胞、樹状細胞を利用した免疫細胞治療製剤、腫瘍抗原を人工的に合成したペプチドワクチン製剤、核酸医薬のsiRNA製剤、モノクローナル抗体製剤等が挙げられる。また、腫瘍細胞における遺伝子発現を解析してテーラーメード医薬品を開発する遺伝子応用医学の研究も行う。

講義風景


医療レギュラトリーサイエンス演習