温度応答型クロマトグラフィー

温度変化のみで、親水性/疎水性の大きな物性変化を生起するクロマト担体を作製し、水のみを利用してステロイドやペプチドなどの生理活性物質の分離をおこなう温度応答性クロマトグラフィー技術を開発しています。

シリカビーズ、ポリスチレンビーズ等のクロマトグラフィー担体の表面に温度応答性高分子を修飾し、温度変化に応じて表面の特性が変化する温度応答性クロマトグラフィー担体を作製します。この担体を充填したカラムにペプチド、タンパク質などの生理活性物質を流すとクロマト担体と溶質との疎水性相互作用によって分離が達成されます。

また、この相互作用の強さは温度変化のみによって制御できるので、従来のクロマトグラフィーによる分離とは異なり、有機溶媒の添加等をおこなう必要がありません。これにより従来のクロマトの分離操作で危惧されていた生理活性物質の変性・失活を防ぐことができ、廃液処理による環境負荷を防ぐことができる新しい分離技術です。