ご挨拶


東京女子医科大学は1900年に女性の社会的地位の向上を目指して吉岡彌生先生により創立され、「至誠と愛」を実践する幾多の女性医師、看護師を育成してきました。卒後は男女共同参画です。本学は附属病院に器官系別センター方式を導入し、全国から優秀な人材を迎えるとともに、積極的な医療技術の開発と新しい医学教育の導入を行ない、先端的な医療・教育機関に発展してきました。本学は40年も以前から医ー工学の研究協力を進め、また医療産業技術者用のバイオメディカルカリキュラムを開講してきました。この協働のコンセプトは、薬剤・生物活性物質や医療技術の開発をもたらすイノベーションそのものの基盤であります。

2008年、早稲田大学と連携の先端生命医科学研究教育施設(TWIns)が設立され、医ー工融合の先端医療テクノロジーの基礎的研究、臨床応用へのトランスレーショナルリサーチ、産官学連携による医療支援産業の創出、および大学院等を通じての人材育成が進められています。このような環境での本カリキュラムは極めて有効なものと自負しております。貴社のこれからのイノベーションを担う人材をお待ちしております。

 


本学バイオメディカルカリキュラムは、日本の医薬・医療機器産業、学会等で活躍するユニークな人材を輩出しております。櫻井靖久名誉教授が医学と工学を連携させ、新しいバイオメディカルエンジニアリングの立ち上げに挑戦され、40年近い年月が過ぎようとしています。近年になり、医工連携の重要性が益々注目され、学界のみならず一般的にもよく知られるようになり、本学の先駆的取り組みに高い評価を受けております。

2008年3月、東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設(TWIns)が開設し、先端生命医科学研究所は早大の大学院と一体になっての新しい出発を切りました。大和雅之教授と私の研究グループによる細胞シート再生治療、伊関洋教授の先端工学外科治療および斎藤加代子教授の遺伝子診断治療を大きく発展させるべく、日々研鑚を怠ることなく研究を推進させています。早大のロボット、機械工学、高分子化学、生命科学のテクノロジーを医学と融合させ、また医療関係企業との連携により新しい先端医療産業を切り拓く挑戦を進めております。

このような環境のなか、バイオメディカルカリキュラムは従来の基礎と臨床を中心とする系統的医学教育に加え、先端医療のグローバルな研究・教育・産業について幅広い視点からの人材育成を目指しております。医療テクノロジーの開発とその発展を目指すチャレンジ精神が旺盛な方々の受講をお待ちしております。